My Precious ・・・
そうですか、「ベンのテーマ」ですか。いい曲ですね。。
最近ようやく、「Precious Moment 〜 1990 Live At The Budokan」のDVDを観て、アルバム「Precious Moment」も自分の中でつながったというか胸に落ちるようになった感じがします。
80年代最後のアルバム、今度のBlu-spec CD 16枚でも最後の1枚です。
が、
ジャケットが良くないですね。
眉毛が・・・
まあ、この時代はみんなこうだったのかもしれませんが、聖子ちゃんには似合わない。裏ジャケの衣装もねえ。
「Citron」もジャケットは良くないと思います。「聖子ちゃん」を引きずっている。ただCitronは中身のほうはかなり先に進もうとしているのがわかる。
「Precious Moment」では、曲もちょっと後ろに戻っちゃったのかなという印象を受けます。
このアルバムでは全曲の作詞を聖子ちゃんが手がけています。その意味では「アーティスト」松田聖子(あまり好きな表現ではありませんが)、の最初のアルバムということになります。しかし、音作りが従来路線、いろんな人に曲を書いてもらう結果、やはり従来の聖子ちゃん的な音になってしまっている。あるいはアレンジが大村さんだから、ということかもしれませんが。そして、歌詞もまた聖子ちゃん自身がまだ、松本センセイの世界を継承しようとしている部分が半分ぐらい感じられる。もちろん、聖子ちゃんが松本隆を模倣しようとしても上手くいくはずはありません。
聖子ちゃん本人はこの頃には次の方向性というものが、ぼんやりとではあってもはっきり見えていたんではないかと思います。日本語がおかしいですね。次の姿はぼんやりとはしていても、今までとは違う方向だということはものすごくはっきりしている。(そしてこの時代、光の方向にはマイケル・ジャクソンの輝きもあったことでしょう。)
このアルバムの真価は、小学生が「自分の夢」という題で作文を書いたようなそのまんまの「Precious Heart」にあると感じます。DVDではインタビュー映像が入っていて、「自分にとって自然な一番やりたいことをやるのが難しい」と語っています。その後もその困難はずっと続いていったのではないかと思いますが、「Precious Heart」で宣言した彼女の夢は今この時代までずっと失われることはなかったのだと思うと、やはり実に記念すべきアルバムなのです。
Liveでは松本センセイを引きずってる?という部分はすっぱりなくなり、次の時代の聖子が始動していることを感じさせるステージになっています。
「Precious Moment」はエピローグであり、プロローグ。いろんなしがらみや重圧と戦う中で芽生えた聖子ちゃんの大きすぎる夢の種。
それにしてもなあ、このジャケットは。。今からでも撮り直したら。。。


